ラグビー協会でのインターン中は、トップチーム、地域、行政、商店街、ファンなど、多くの方々と接点を持ちます。
そこで、幅広く社会人として必要なスキルを学ぶ事が出来ます。
普及活動では、タグラグビー教室や、タグラグビーフェスティバルの企画運営、障がい者ラグビー体験会、日本代表戦の招待、パブリックビューイングの運営、地元商店街への広報活動などを行います。
トップリーグの運営では、来場者の満足度を上げるため、イベントブースの運営や、キッズデー等の集客イベントの企画運営など、トップリーグの顔となり活躍します。
近年では、ラガール企画という、女性集客のプロモーション活動を、インターン生が中心となり、展開し大きな評価を得ています。
熊木陽一郎さん 財団法人日本ラグビーフットボール協会 事務局 普及育成部門
インターンシップを導入してみて
財団法人日本ラグビーフットボール協会は、「ラグビーフットボール」競技を国内外に広く親しんでもらうことに取り組むスポーツ競技団体です。
世界と戦う日本代表チーム、国内最高峰リーグ「ジャパンラグビー トップリーグ」から、小中学生が楽しむラグビーや、小学校の授業で取り組むニュースポーツ「タグラグビー」の普及活動など、業務の幅は大変大きな範囲をもった仕事をしています。
当協会は、2019年に行われるラグビーワールドカップ招致を勝ち取り、来る日本開催にむけての準備をスタートさせました。FIFAワールドカップ、オリンピックに並ぶ世界3大スポーツであるラグビーワールドカップ日本開催は、これまでの日本ラグビーの歴史では想像できない、夢の大会となることでしょう。
インターンシップの採用は、まだまだ認知度が高くないラグビー競技を、より多くの人知ってもらい、ラグビーの持つ魅力や感動、さらには若いファンを創りだすことを目的にスタートしました。
インターンスタッフによる集客や地域ネットワーク作り、イベント企画、さらには小学校授業でのラグビー指導に挑戦することは、ラグビー協会スタッフでは行き届かないサービスをサポートしてくれています。集客・プロモーション業務として、秩父宮ラグビー場でのファンサービスや、東京都港区とのスポーツ基本協定「スポーツまちづくりプロジェクト」に参加し、2019年へのラグビーファミリー獲得にチカラを発揮してくれています。
自らで考え、仲間で取り組み、計画されたプロジェクトを成功させるという業務は、ラグビー協会スタッフの取り組みと何ら変わらない、大変貴重な戦力であると感じています。
学生の活動で印象に残っていること
インターンを始めた当初では不慣れであった言葉遣いや物事の組み立て方。そして、外部のステークホルダーとの調整や交渉など、日を追うごとに成長しチカラを付けていく様子は大変頼もしいと感じています。1年のプログラムを総括するプレゼンテーションにて、手元資料や台本も持たず、自分達がやり遂げた仕事を自信を持って報告をしてくれることは嬉しい限りです。
スポーツビジネス業界を目指す学生へメッセージ
スポーツは人々に元気と勇気を与えてくれるものです。最近の情報化社会では、インターネットや情報端末での「スポーツ情報」は容易にとれる時代となりました。しかしながら、スタジアムでしか感じることが出来ない「熱さ」が大事であると思います。スタジアムでの興奮や勝負の熱気、選手の頑張りを応援すること。ぜひ、この現場の感動体験を一緒に感じ、スポーツビジネス業界へのチャレンジの一助になればと思います。